ゆっくり狙うセルフケア

ケガをしないように違和感を見つける動きは、普段から行っている事と大差ないように思えます

大差ないように思える運動が、細かい所まで狙える運動に変わる理由は、絶対にケガをしない様な弱い力加減でも、身体がほぐれる事を知って頂き、普段見聞きする場所以外にも、セルフケアで対応できる場所がある事を知って頂く事で、今まで実感されて来た結果の持つ大きな意味を実感して頂き、それぞれの運動をノウハウとして育てる事が出来るからです

例えば肩こり一つに対しても、運動不足による柔軟性の低下に対しても、多少痛みでも感じなければ効果がないと思われがちですが、ウオーキング等軽い運動をやってみるだけで、一時的にでも肩こりは軽くなり、柔軟性が向上する事を実感できると思います

全然痛い要素がありませんよね

筋力増強とか、心肺機能向上の様な限界を超えるトレーニングでも回復力を超えて行う事は例外的で、適切な刺激を与える事が目的になると思います

痛みを求める気持ちは、それが不可欠の様なアナウンスを受けたり、気付け目的や頑張っている感覚を得やすい事が要因になっているのではないでしょうか?

取り組む運動や身体の使い方、考え方によって積み上がるノウハウは変わりますが、それぞれの運動やセルフケアが与えてくれる効果に対してより理解が深まりますので、ゆっくりと狙いを定め、セルフケアや運動を楽しんでください

私の失敗から

私は20代からすでに運動不足で、思い付きで運動をしては翌日熱を出して寝込んでみたり、肩がゴリゴリ鳴るのが気になり、わざと鳴らすような運動をしてかえって痛めたりしていました

柔軟性などは長座も出来ない状態で、座って前屈が出来ないどころか足を延ばして座れない事に、このままでは動けなくなると絶望したものです

懲りずに繰り返した失敗から学び、体力をつけたくて運動する時は、物足りない位の運動強度から始めて体力の向上に合わせて強度をあげるようになりました

また、肩が鳴ったり挟まる時は、鳴ったり挟まっている所が悪いのではなく、周りの筋肉が動きのバランスを保てなくなった事で、結果として音が鳴ったり組織を挟み、痛みや炎症を招く事になっています、ワザと鳴らさない挟まない事を意識する事が大切です

可動域を止めているのは柔軟性だけでなく、コリや疲れに原因が事もあるようです

と言いますのもアキレス腱周りの解し方を、試行錯誤している時に、周辺を解しただけで足首の動きが改善した事があります

現象を目の前にすれば、当たり前の事でしたが、動きが悪くなっているからこそ、血流が悪くなったり、動きについて行けず突っ張ったり千切れてしまうなど、様々な違和感に繋がっているわけなので、解してしまえば少なくとも固めていた分は、柔軟性は回復し可動域を広げる事が出来ると言う事です

逆に考えると、解れていない状態で無理にストレッチをしてみても、解す以上の効果は見込めないのでは無いでしょうか?

無理をせず揉みほぐしたり、軽い運動を通して筋肉を活性化させた後、できる範囲からストレッチ等を始めたほうが効率的に思います

例えば前屈の様に全部同時に伸ばす必要はなく、アキレス腱・ふくらはぎ・太もも・お尻・腰と別々にストレッチする事で、柔軟性が無くなっている状態でもやりすぎない強度設定が出来ますので、一つのやり方が絶対と決めつけず色々な方法、考え方を試してみてください

おすすめの記事