効果を出すよりケガしない!
この考え方は、とても大切なアイデアだと考えています、私達は違和感をどうにかしたくて様々な事を試しますが、どうしても気持ちが先行し、かえって身体を痛めてしまう事が起きてしまいます
ほぐすだけで良かった場所も、痛めてしまえばある程度治す期間が必要になるばかりで、壊したから早く良くなると言う事はありません
また身体に元々備わっている機能を促す事で、身体がほぐれるという事が起こります
基質的な病気や怪我の無い状態は、身体が選択的に身体を固めている状態とも言えます、これは物理的なアプローチではなく、ボディケアの手技として触っているだけの様な感覚の中に、緩ませる刺激を加えた事で、様々な状態のコリを緩ませる事が出来た事から発想しています、相手に与えた知覚刺激のみで緩ませたと言う発想です
つまり、身体は自ら緩む事が出来るのに、身体の状態を無視して力を加えたり、頑張った感が欲しくて痛みを求めてみても、何の意味も無いというです
頑張り過ぎて身体を壊すくらいなら、効果が出ないくらいの範囲で動かして、どんな変化が起こるのか、それとも何も変わらないのか、一つ一つ確かめて行きながら、身体を壊さない自分にあったセルフケアを作り上げた方が、結果的に積極的な違和感対策を行う事になると考えています
逆に何もわからないまま、身体を壊すセルフケアを行う事は、積み上がるものもなく自ら壊した身体のケアに追われる事になるのでオススメ出来ないのです
じゃあ、どうすればいいの?
まずは、無理のない範囲でゆっくりと動かす所から始めてください、身体が何らかの違和感として私達にどの様な状態なのか教えてくれます
もちろん、何気に身体を動かす事でも、改善する見込みは当然あります、動かす事で血液の循環を促し細胞単位で活性化しますし、神経にも刺激が入るので身体が動きに参加してくれる割合を増やして行く事が見込めるからです
運動やセルフケアを行って何も変化を感じない範囲から、改善を実感できる範囲で行い、疲れが抜けなかったり、体調がおかしくなるほど頑張りすぎない事に最新の注意を払ってください
身体を壊す方法の一つ、筋肉トレーニングでさえ壊した筋肉の回復のために十分な休息を取りますし、摂取する栄養にも気を使います、回復しきれない状態でさらに壊し続けると、怪我につながるばかりでなく、筋肉を減らす結果にもなるそうです
身体の反応を注意深く観察して、改善に傾くやり方や力加減を見つけて下さい
強引な発想で行うセルフケアから、ノウハウを集めるのは難しいですが、試行錯誤から得たノウハウを元に力加減を変えて行く事は簡単です